私達の仕事 硫化染 りゅうかぞめ

硫化染りゅうかぞめ

昔ながらの染め技法で今の感性に合ったデザインを。
色落ちや経年変化によるダメージを楽しめるのも魅力です。

伝統的な帆前掛けや消防半纏など、長く愛用される仕事着に使われてきた硫化染。着続けるうちに程よく色が抜け、独特な風合いと味わいが出てくるのが特徴で、後加工を施し、色落ちを楽しめるのも大きな魅力です。

硫化染めは、硫化ナトリウムを加えた溶液の中で60℃〜70℃で加熱して還元させ、これに綿生地を浸けた後、空気酸化によって染色します。その後、十分に水に浸け、さらに酸化を促すために酸化剤を加えた溶液に通し、一枚一枚生地の両面にブラシをかけて水洗いして乾燥させます。

型紙に沿って文字や図柄に糊をのせる糊置、染色時の温度や時間調整など、細やかな注意が必要とされる硫化染めは、難しい作業の連続。染めにムラが出ないように万遍なく気を配りながら染め上げます。

最近では帆前掛けを飲食店のユニフォームにしたり、モダンなデザインで楽しむ人も増えており、現代の感性に合った楽しみ方が広がっています。

硫化染 りゅうかぞめ
硫化染 りゅうかぞめ
硫化染 りゅうかぞめ

生地に型紙を乗せて糊をヘラで置き、糊の表面におが屑や砂をかけて乾燥させます。

硫化染 りゅうかぞめ

型付けした糊がずれないように型付け台から剝がし取り、表裏におが屑をふりかけ、ベタつかないようにします。

硫化染 りゅうかぞめ

糊が乾いたら、反物が屏風畳みの状態になるように伸子(しんし)に掛け、アルカリ溶液の中に反物を浸します。

硫化染料に還元剤を混ぜて、60℃〜70℃の溶液の中に反物を沈めます。生地同士が触れないように伸子を一本ずつさばきながら、約3分間染色。引き上げた生地を素早く広げ、空気酸化を行い、水に浸けます。

染色後、酸化剤を加えた溶液に通します。発色が良くなり、還元剤による布の脆化を防ぐことができます。

水に浸して、反物の糊が柔らかくなったら伸子から外し、生地の表面にブラシをかけます。
反物を乾燥させたら、繊維本来の性質に戻すため、巾出しをして柔らかい生地に戻します。

製品品目

袢天・手拭・アパレル製品

使用生地

綿・麻