生地に型紙を乗せて糊をヘラで置き、糊の表面におが屑や砂をかけて乾燥させます。
伝統的な帆前掛けや消防半纏など、長く愛用される仕事着に使われてきた硫化染。着続けるうちに程よく色が抜け、独特な風合いと味わいが出てくるのが特徴で、後加工を施し、色落ちを楽しめるのも大きな魅力です。
硫化染めは、硫化ナトリウムを加えた溶液の中で60℃〜70℃で加熱して還元させ、これに綿生地を浸けた後、空気酸化によって染色します。その後、十分に水に浸け、さらに酸化を促すために酸化剤を加えた溶液に通し、一枚一枚生地の両面にブラシをかけて水洗いして乾燥させます。
型紙に沿って文字や図柄に糊をのせる糊置、染色時の温度や時間調整など、細やかな注意が必要とされる硫化染めは、難しい作業の連続。染めにムラが出ないように万遍なく気を配りながら染め上げます。
最近では帆前掛けを飲食店のユニフォームにしたり、モダンなデザインで楽しむ人も増えており、現代の感性に合った楽しみ方が広がっています。
Ryuka some is attractive to change its color and texture by using it a lot. This traditional technique is able to dye many types of design.
Ryuka some has been used as fireman’s coat, Homaekake (apron) for long time. It is going to be change the color itself to unique texture by continuing to use for many years. Recently, making Homaekake modern and unique design are popular.